審神者になって八日目。
三日月宗近が縁側の茶飲みに加わった。
「ふむ…この『けーき』というものと、茶は意外とあうの」
「これぞ、驚きだ。
…またも主に驚かされた…が、美味いな」
「そりゃあ、よかった」
右に鶴丸国永、左に三日月宗近。
仲間内では最年長にあたる爺どもだ。
雪が降る縁側に座り、三日月が入れた茶に俺が作ったケーキもどきを茶うけに、ティータイムとしゃれ込む。
純和風の縁側でティータイムというのも、おかしなものだけどな。
ま、こういうのもおつなものだろう。
蛍丸、五虎退、今剣が雪遊びに興じる姿を見ながら、熱い茶をすする。